【2002年7月24日(水)】

　品川水族館にいくには？

　なんかずいぶん久しぶりの日記だなぁ。ほとんど忘れかけていたが、最近また色々書きたいことが出てきた。しばらくはまた色々書けるかな？夏になると活動が活発になるという昆虫のような私である。ゴキブリか、わしは？（笑）

　今日、昼休みに職場近くの海岸の桟橋の入り口あたりを散歩していたら、一見日本人に見える人と背の高い白人系の人の二人組みが近づいてくる。それで、一見日本人に見えるほうの人から、日本語で「英語できますか？」と声をかけられた。なんじゃそりゃ？英会話の勧誘かいな？とか一瞬、妙なことを考えてしまったが、よくきくとどうも道を尋ねたい様子。話しをきくと（英語で）「品川水族館にいくにはどういけばいいか」という。ありゃりゃ、それ、ここからメチャクチャ遠いんだがな、と思った私は「ここから遠いんですけど」（英語）と言ったら「それは知ってるが、船が出ているはずだ」（英語）という。で、「船は何時に出るのか？」（以下、英語部分は青で表示）って言ってる。みると桟橋の入り口に時刻表がたてかけてあるので、それを見る私。見ると、ちょうど、３０分後くらいに出る便があるようだ。「ああ、これですね。１３：０５に出ます」というと、「これは品川水族館にいくのか？」という。みるとそれは「日の出桟橋行き」の時刻表だった。まわりには時刻表はそれしか見当たらない。私は、品川水族館には日の出桟橋まで出て、電車で行く必要があると思っていたので、「これは日の出桟橋行きだが、品川水族館は電車の平和島駅の近くなので．．．」と私は説明しかけていた。すると、「いや、違う。私はその日の出桟橋から品川水族館行きのキップを買って船でここに来たんだ。船で行けるはずだ」という。で、そのガイジンさんはゴソゴソとパンフレットを出してきて私にみせた。そこにはその桟橋から品川水族館に船で行くルートが出ていた。ありゃりゃ、ここから船で品川水族館にいけるんだ！と、ビックリしたが、どこにも品川水族館行きの時刻表などない。しょうがないので、その近くの船の切符売り場を指差して「あそこにインフォメーションがあるはずだからいってみよう」といって、そのガイジンさんと一緒にそこにいくことにした。

　いってみると、キップ売り場にオバチャンが一人いたので、私は「品川水族館行きの船ってありますか？」（日本語、って当然か？以下、日本語は茶色で表示）ときくと「ありますよ、５５分に出ます」という。あ、よかった、でもあまり時間がないなと思いながら私は「５５分に出るそうですよ」とガイジンさんに言った。そしたらすかさずキップ売り場のオバチャンが「切符は持ってるの？」という。なので、ガイジンさんに「切符は持っていますか？」ときいたら「買った」という。「買ったそうですよ」とオバチャンにいうと、「それは品川水族館行きの切符？」ときくので、それをそのままガイジンさんに伝えると、「そのはずだが、さっき船をおりるときに回収された」って言う。なので、それをそのままオバチャンに通訳。すると、「それは往復？だったら片道分の半券があるでしょ」という。ガイジンさんいわく「全部回収された。今は持ってない」っていう。なので、「．．．だそうです」とオバチャンに言うと「あ、それ、ここで降りちゃったから回収されちゃったのよ。そのまま乗ってればそれで品川水族館までいけたのに。また切符買わないとだめだわ」っていう。ははあ、なるほど、それでよくわかった。ま、そんなやりとりがあった後、結局、そのガイジンさんはそこで切符を買って無事品川水族館行きの船に乗ることが出来た。よかったよかった。

　それにしても、普段からよくガイジンさんに道をきかれることが多い私だが、ここまで苦労（？）したのは初めてだった。でもまあ、無事に役目（？）を果たしたからよしとするか。しっかし、「品川水族館行きの船はありますか？」ってきいただけで、咄嗟にキップを準備していたオバチャンもおかしかった（笑）しかも、「帰りの切符はいらないの？」「帰りは船で帰らないの？」とかしつこくきいてくるし、なんか、子供の頃によくいった駄菓子屋のオバチャンを彷彿とさせる商魂のたくましさを感じたぞ。さすがじゃ（笑）（でも、いちいち通訳する方としては疲れたぞ）。にしても、あの桟橋から品川水族館行きの船が出ているとは初めて知った。ガイジンさんに教えられてしまった（笑）

　って、だな、こんなことを書くと、私が英語ペラペラなように思う人もいるかもしれんが、そんなことはまったくないので念の為。

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