【２００１年６月１０日（日）】

　この日のメインイベントは長谷川酒店２０周年記念「蔵元を囲む会」でした。いつも会社帰りにいっている、一部では有名なそば屋であるますだやの常連の日本酒大好き仲間と１０名連れ立っていきました。場所は、新高輪プリンスホテル飛天の間という、芸能人の披露宴が行われたりするような凄い会場で、参加者総勢１０００名という大掛かりなものでした。

　会場に入る前から、近くのワインショップでビールやワインなどを飲んでからいくという、とんでもないノンベエの我々でしたが、さすがに会場に入ると圧倒的な酒の数と会場の広さに圧倒されてしまいました。会場入り口にあった、利き酒コーナーは時間切れで試すことは出来なかったのですが、ワインの試飲コーナーはしっかり試飲できました。酒は見た目ではわからないので（アタリマエだ）、あれやこれやと５〜６杯は軽く飲んでしまいました。そういやこれから日本酒が待っているとは思いましたが、ついついこっちの方が旨い、いや、こっちだなどと仲間と飲みくらべているうちにいい具合にホロ酔い気分に。

　テーブルについたら、なにやら、日本酒の小さな瓶が沢山置いてあります。係りの人がマイクで、それは利き酒大会に使うのでまだ飲まないで下さいとのことでした。しばらくして、利き酒大会の解答用紙が各テーブルに配られました。それは、その小瓶のうちラベルの貼っていない一本に他の１０本のうちの一つが入っていて、それがどれだか当てろというものでした。さすがに超ノンベエ軍団の我々のこと、誰もがなーんだ、簡単じゃん！といって、まず何をするかというと
飲むのではなく香りを比べるのです。この作戦を提案したのはますだやのマスターでしたが、全員で香りを比べているうちに１０本の中から２本までに絞られました。そうして、次に口に含んで味見した結果、全員一致で選んだ答えが見事に正解！！賞品は酔鯨純米大吟醸生酒４合瓶が１０本！完璧でした。

　さて、蔵元を囲む会ですが、全国の６７の酒蔵がブースを出していて、そこを回って好きな酒を飲むことが出来ます。もちろんお気に入りの酒もありますが、この際とばかり、飲んだことの無いところの酒を色々飲んでみました。結構、お気に入りになりそうな銘柄もありました。筑紫哲也さんもお見えになり、ひとこと挨拶されていました。筑紫さんは日本酒の一ファンとしてきたと仰っておりました。

　会が終わるころには、もう、何種類のんだかわからないくらい飲みまくり、さて、あの旨かった酒の名前はなんだっけ？などと、折角覚えた名前を忘れそうになりながらもゴキゲンで賞品の４合瓶ももって、帰宅しましたとさ。

　　いや〜、日本酒はいいよっっ！！

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