【2001年7月4日(水)】

ジプシーキングスの夜

　６，７年くらい前にほんの軽い気持ちで、ジプシーキングスのＣＤを買いました。家に帰って聴いたその瞬間、「おおっ、これだ！私が好きな音楽はこれなんだ！」と叫んだのでした（大げさ？）。いや、ホント、バッチリ感性があってしまったという感じで、それ以来、ＣＤを買いあさり、クルマの中ではほとんど常にジプシーキングスをＢＧＭにドライブするようになって、さらに私自身ギターを弾くこともあって、ジプシーキングスの曲をコピーしたりと、大変な熱の入れようでした。そんな中、キリンのＣＭなどにジプシーキングスの曲が使われたりで、だんだん日本にジプシーキングスが浸透してきたなと、わが事のように喜んでいたのでした。
　去年、１１年ぶりにジプシーキングスが来日したそうですが、私がそれを知った時にはすでに日本ツアーは終わっていて、とても残念がっていました。しかし、今年もジプシーキングスはやってきたのです。たまたま聴いていたラジオで「ジプシーキングス来日」との情報をつかみ、いてもたってもいられなくなった私は（オオゲサ？）早速チケットを入手しました。

　そして７月４日、コンサートの日がやってきました。暑い暑い日でしたので、渋谷駅からＮＨＫホールまで歩いたら汗だくになってしまいました。ホールに入ると、結構いろんな年齢層の人が来ています。何故か２０代後半くらいの女性が一番多かったような気がしますコンサートが始まると、始まった瞬間はウワーッと盛り上がりましたが、始めのうちは、まあ、みんなおとなしく聴いているという感じ。だいたい日本の観客はおとなしいですから、こんなもんかと思っていました。ただ、一部に凄く盛り上がっている人達がいて、最初はちょっと浮いていた感じですが、何故かだんだんと会場全体がそのノリに近くなって、休憩時間前にはみんな総立ちで凄いことになってました。あそこまで観客を惹きつけ、盛り上げるジプシーキングスの凄さには感動しました。私も最初は「ふ〜ん」というかんじで聴いていたんですが、だんだんと「おおおっ」と引きこまれていき、気づくと立ちあがって拍手をしている。最後のほうになったらもっと凄いことになって、一緒になって歌っている。まわりをみると踊っている人もいる。
　アンコールの時、普通は「アンコール、アンコール」と声がかかるかと思うのですが、それはそれ、ジプキンですから、「ボラレ、ボラレ」と声がかかってました。予想通り、アンコールではかの有名なVolareでした。もう、さびの部分は全員総立ちでＮＨＫホール全員の大合唱状態でした。
　そんなこんなで、大満足して、ＮＨＫホールを後にしようかとホール入り口のところまでいったら、「８日の国際フォーラムのチケットあります。こちらでお買い求め下さい」と言っている。「な、なに？まだチケットがあるって？」というわけで、私は思わず手帳を出してスケジュールを確認していました。８日は特に予定が入っていなかったので、ついつい買ってしまいました（爆）。というわけで、今日、８日、またいってきます。あれから今日のために必死で歌詞を覚えた曲がいくつか（笑）。

ジプシーキングスの パンフレットとチケット。

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