そして撮ったのが次の写真である。
今日は雨だった。朝、予約していたとこやに行くのに、何故か私はデジカメを持って家を出た。それは破壊現場を撮影しようと思ったからだ。雨なので視界が悪くあまり良い写真は撮れそうもなかったが、それでも写真を撮りたかった。
そして撮ったのが次の写真である。
まず、あの森の裏側、破壊の最前線はこのような状態だ。ここはかつて森が続いていたのだが、木々は切り倒され、ただの草むらになっている。なにやらゴミが捨てられている。
さらに、そこから１８０度視線をかえると
なんだろう、これは？砂漠のような造成地が広がる。ここもかつては森の続きだった。雨でよく見えないが、ほとんど地平線が見えるほど先までこのような造成地になっている。
この造成地と森との現在の境界線は
こんな状態だ。左側が森、右側が造成地だ。森がきれいに切り取られ、道路まで出来ている。
かつて、森が元気だったのは、この右も左も延々と続く森だったからだ。
破壊は今現在も進んでいる。もしかすると、今時こんな場所があったことに驚かれる人もいるかもしれないが、上の写真の右側、そのまた上の写真の広大な空き地はわずか数年前までは広大な森だったのだ。しかし、実はここは東京近郊である。東京駅から最短の電車でくれば４０分でこれる地である。そこにこんな広大な森があり、しかし、それはほんの数年の間に大規模に消滅したのである。誰のために？何のために？
私はここ数年、身近に起こったこんな光景を目の当たりにしてきた。自分になにか出来ることはないのか？何か出来るものなら行動を起こしたいと思ってきた。しかし、上手くいくかどうかわからない。でも、もう待ったなしの状況なのだ。それなら出来ることからはじめよう。こんなちっぽけな私にどんなことが出来るかわからないが、私の生活の少し、エネルギーのほんの一部でも、この森のために使うことが出来ればと思い、今日、このプロジェクトを発進させることにした。